名古屋競馬が弥富に移転 移転前イベントに行ってきた
公開日 2022年3月12日 最終更新日 2022年5月29日
名古屋競馬場が73年間の歴史に幕を閉じ、名古屋市港区から弥富市に移転することになりました。
名古屋競馬場は一度も行ったことがなく(前を通っていたけど入る勇気ながなかった…)、もう最後になってしまったのでできれば行きたいと思っていましたが、今回やっと行くことが出来ました。
前日まで新型コロナ感染防止で行くのはやめようと思っていましたが、当日Twitterで様子を見てみると思ったほど混雑していない様子。
というか競馬場も開放されたコース内もめちゃくちゃ広いので、密になりようがない、という感じでした。
であれば、天気もとても良かったのでマスクやアルコールウェットティッシュを持って感染対策をしっかりして出かけよう、と子どもを誘ってみることに。
私「おおきい砂場あるんだけど、行く?」
子「え、砂場?(ゴロゴロしながらYoutube見ている)」
私「お馬さんとかヤギさんもいるんだけど」
子「行く~~!」
・・・砂場あるよ!ほんとだよ!
名古屋競馬場へ
名古屋競馬場に到着しました。
名古屋だからなのか、歴史のあるところだからなのか、駐車場が狭かったです・・・停めづれぇ・・・
それでも何とか駐車し、競馬場に入ります。
昭和~~~!
ここだけタイムスリップした?というくらいレトロな感じがします。
73年やってるだけある。
今回、いろいろイベントがやっていたようなのですが、残念ながらお昼すぎに到着したので既に整理券の配布は終了していました。
まずはとにかくコースに行ってみよう、ということでコースに向かいます。
滅多に入れないダートコースへ
開放されているコースへ入ってみました。
不思議な感じがしますね・・・馬が見る景色というのはこんな感じなのでしょうか。
この日はよく晴れており、馬場状態で言うと多分「良」。
ダートの上に立ち歩いてみると、足がサラッサラの砂に沈み込むのがはっきりと分かります。
走ってみても足がとられてなかなか前に進むことができません。
雨が降れば馬場状態が「稍重」になって少しは走りやすくなったりするのかな?と思っていましたが、これだけ砂が深いと稍重でも走りづらそうだな・・・これを走る競走馬ってすごいんだなあ・・・と驚きました。
向こうのほうにゲートが見えたので、ゲートに向かって歩いてみることにしました。
スターティングゲート
「スターティングゲートってすっげーソワソワすんだよ 自分で蹴り開けるシステムになんねーかな」のセリフでお馴染みの、スターティングゲートです。もちろん自分で蹴り開けるシステムではありません。
これが間近で見られるのもとても珍しいと思います。
逆側から。
馬は騎手と一緒にこちらから入ります。
ここに来たらぜひやりたい、ゲートイン完了の記念撮影!
馬に合わせた高さになっているため、ゲート内に人間が立つと胸辺りにゲートの下端が来て、下はスカスカな感じがします。
横幅はわりと狭く、圧迫感があります。
居合わせた方が、ゲートに入った私と子どもの写真を撮ってくださいました。ありがとうございます。
そして、ゲートの横には・・・
こちら、旗おじ・・・スターターが昇るところ。自動で昇降するタイプです。
赤いのは旗ですね。これを出走の際にバッ バッ と振ります。お見事!
ゴールに向かって歩いてみる
ゲートイン完了、スタート!・・・の実況はないけれど、ゴール板まで歩いてみます。
さすがに距離があるため、今回は実際のレースのように周回はしません。
周回したら相当な運動になると思います。
もう雪道を歩くかのようにザックザックと歩き、やっと出ましたゴール板。
レトロで何となく懐かしさがあります。自分がかなり小さい頃に道路で見た看板を思い出すようなフォントです。
描かれている花は愛知県の花であるカキツバタ。
名古屋競馬場の重賞レース(かきつばた記念 Jpn3)の名前にもなっているお馴染みの花です。
ここでゴールを迎えたので、子どもと記念撮影をして、いよいよ子どもお待ちかねの・・・
砂遊び!!!
競馬場のダートで砂遊びやる機会に恵まれるとは思わなかったw
しかしあまりの良馬場、サラッサラなので、うまいこと形を作ることができません。
稍重か重なら良かったかもね・・・
競馬場を探検
せっかくなので競馬場を少し探検することに。
何やら床に何かあるスペース・・・
kgと書かれたモニターがありますので、検量所でしょうか?
恐る恐る通過・・・踏んだら体重バレるかも!?という心配は杞憂でした。表示されなかったw
その先に待っていたのは、お馬さん!
この日、イベントとして乗馬体験や馬との撮影会が行われていたのですが、その休憩でのんびりしていました。
触ることはできないですが、写真は撮ってもらっていいですよ!とのことだったので、子どもと一緒に(遠近法で)写真を・・・と思ったら、おしっこジャー。
子「お馬さんおしっこしてるー!」
こういうのも滅多に見れないよね。
しかしこのお馬さん、なにやら横にゼッケンが置いてある・・・?
お馬さんの休憩時間をあんまり邪魔してもいけないので、次に行ってみることに。
おっ、これは・・・!
パドックだ!
ニコ生などの競馬中継でよく見た場所です。
レース前に競走馬の様子が見られます。
3密対策なのかカラーコーンが置いてありますが、子はこれを迷路だと思った様子。
いや、お母さんそっちじゃなくてね、パドックの中に入ってみたいのよ・・・
迷路満喫して次!
ゼッケンにメッセージ
再び馬場側に戻ってくると、イベントをやっているスペースに先ほど休憩していたお馬さんが。
馬番号73、「ツギハヤトミデ」号!
73年の歴史に幕を閉じ、「次は弥富で」新たな歴史を、ということでしょうか。
なるほど・・・!
港区の名古屋競馬場の別れとともに、弥富市の名古屋競馬場への準備も進んでいました。
子「ねえヤギは?」
私「いないねえ~・・・」
名古屋競馬場のマスコット的存在であるヤギの「ポテト」と「チップ」。
後から知ったのですが、”出勤”はその前日までだったようです。そうだよね、お引越し準備あるよね・・・
これからの競馬場のスタイルを垣間見た
クロージングイベントで初めて名古屋競馬を訪れる、という形になりましたが、行ってみて思ったのはファミリー層にも親しみのある場所だということです。
今回、馬とのふれあいなど様々なイベントを行っていましたが、お昼の時点で先着受付が軒並み終了していました。
子どもは馬と触れ合いたかったためそれが叶わずわんわん泣いていましたが、この後記事書くかもしれない弥富市の名古屋競馬オープニングイベントでは、クロージングイベントの教訓を生かして早めに到着。無事ポニーの乗馬体験に参加することができ、とても喜んでいました。
その際、乗馬体験の担当者さんにお話しを聞いたところ、やはり土古(港区)のクロージングイベントはかなりの人気だったそうです。
競馬場はギャンブルをするところで怖いところ、というのはもう過去の話なのかもしれません。
実際、馬券を買うところ、モニターで他場の開催を見るところは今回のイベントと明確に導線が分かれていました。
ファミリー向けのイベントが開催されると、ファミリー層もより競馬場に足を運びやすくなると思います。
「港区の名古屋競馬」とはもうお別れですが、次は弥富で、また楽しめるイベントがあるといいなと思います。
-
前の記事
さっぱり食べよう2021 2021.12.06
-
次の記事
東海のプールに行った感想をずらずらと書く 2022.10.27