NASの導入を断念した理由と盛大な勘違い
公開日 2019年3月22日 最終更新日 2019年3月22日
我が家にはソニーのnasneがあるのですが、このnasneの容量がだんだん逼迫してきました。
nasneが結構便利なので、この機能を生かしつつ録画容量を増やせないかな~、と考えていましたが、やっと最近になって答えが出ました。
それに至るまで、期待や盛大な勘違いを経た訳ですが、とりあえず何とか決着がつきました。
nasne導入のいきさつ
nasne導入のきっかけは、「テレビのない寝室で枕元でテレビが観たい」と思ったことです。
スマホのワンセグなど方法はあったのですが、それだとテレビを観ている最中にスマホが使えません。
そこで、持っていたplaystation vitaでテレビを観ることができるというnasneを購入することにしました。
これがまた非常に便利で、放送中の番組はもちろん、録画した番組を寝っ転がりながらでも観ることができるので非常にありがたい存在でした。
vitaだけでなく、スマホやパソコン、PS4、無線LAN対応テレビでも観ることができて、私が買ってよかったなと思ったものの一つであります。
現在は子どもが生まれたので、子ども向け番組の録り貯めに活用しています。
Eテレの番組を毎日録画したり、いつか子どもが観たいと言い出した時の為にアンパンマンを録画したり。
1Tの容量はあっという間に一杯に
nasneは容量1Tのものを導入したのですが、そんな感じで毎日録画や毎週録画を続けていればどれだけ容量があろうがあっという間に一杯になります。
古い番組は適宜消去して何とか容量のやりくりをしていましたが、気が付いたら容量が一杯で録画エラー頻発。
既存のBDレコーダーにも他の番組の録画があり、同じくこちらも適宜消去して録画をしている状態です。
…それが本来の姿なんだろうけど、容量を毎回気にすることなくたくさん録画したいなあ、という気持ちがあり、まず根本的な容量不足を解消したいな、と思いました。
録画環境を生かす
せっかくnasneがあって現在活用できているなら、これを生かす形で容量を確保したいと考えました。
まず、我が家のネットと録画の環境をまとめると、
・nasne
・無線LAN対応TV
・無線LAN非対応TV + PS4
・BDレコーダー
・PS vita、タブレット、PC、スマホ
これだけの機器があります。
nasne自体に録画の機能が付いていて、nasneに録り貯めたものを無線LANのネットワークを使って各機器で視聴する、というのが基本です。
つまり、現在nasneにアクセスして録画を視聴している機械は以下のとおりということです。
無線LAN非対応のTVにはPS4を接続し、PS4からnasneにアクセスして視聴しています。
また、BDレコーダーは無線LAN対応のTVに直接接続していますが、BDレコーダー自体は無線LANの恩恵を受けている訳ではなく、このTV専用の録画機器として単独で利用しています。
そして、この無線LAN対応TVでnasneにアクセスして視聴しているのですが…かなり頻繁に接続が不安定に。
視聴中にカクカク止まることも多く、ひどい時にはnasne自体にアクセスできないこともありました。
当初この容量問題が起こった際は、nasneにHDDを外付けすることでの増設を考えていました。しかしこの状況ではいくら容量が増えてもまともに視聴することが難しいでしょう。
簡単に言えば相性が悪いか無線環境が悪い。
今回はこれも解消したいし、もっと言えばこれから導入する何らかの対策について、その何らかで録画したものを家のどこでも観れるようにできないか、というのがポイントです。
不安定なら直接接続すればいいじゃない
無線LAN対応TVとnasneの接続不良問題は、そもそもが無線LAN接続であることがいけないのだと思い、ならばテレビに直接ハードディスクを外付けすればいいじゃないかと考えました。
更に言えば、この外付けしたハードディスクがnasneみたいにネットワーク対応していれば、テレビでの視聴も安定するし他の端末で視聴できるしで言うことないじゃないか!と。
しかしネットワーク対応のHDDなんてあるのか?
あるんだなこれが。
それがNAS。
NASとは、その名の通り、ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクです。
ネットワークに接続された記憶装置という意味で「NAS(Network Attached Storage)=ナス」という略称で呼ばれます。
IOデータ公式サイト NAS(ネットワークHDD)とは?より引用
nasneも本質的にはNASですが、nasneと異なるのは「その機器自体が録画をする機能を持っていない」という点です。
基本的にはHDD。でもネットワーク上にあるので、ネットワークにつながってさえいればどこからでもHDDのデータにアクセスできるということです。
あるNAS機器を調べていくと、nasneに対応し、我が家のBDレコーダーにも一部機能が対応しているようでした。
これは使えるかもしれない!?それならすごく便利にならない!?
この時点での私の頭の中の構想は以下の通りでした。
・テレビで録画したもの
・BDレコーダーで録画したもの
・nasneで録画したもの
これをひとまとめに参照・視聴ができるならすごいぞ!
やったやった解決だわっはっは!!!
・・・と思っていたのが、調べていくと実は盛大な勘違いであることが分かりました。
NASは直接接続のHDDとしては使えない
残念ながら、NASを外付けHDDのようにテレビに直接接続することはできません。
むしろ、直接接続するのはルーターのほうだったりします。
NASに直接録画をする、というnasneのようなつもりでいたのが大きな間違いで、正確には既存のもので録画したものをNASに書き出す、といったほうが正しいかもしれません。
そして…目をつけていたNASには、我が家のBDレコーダー内の録画の書き出しには対応していませんでした。…それはつまり「使えない」ということでは…?
ということで、我が家の環境でのNASは、容量の確保・直接接続による安定性 ともに解決できない、という結論になりました。
解決策
期待していたNASでしたが、我が家の環境ではその魅力を発揮することができません。
でも問題は解決しないといけません。
最終的に、無線LAN対応テレビに4Tの外付けHDDを導入しました。
そして今後は4Tの方に毎日録画や毎週録画のものを録画することにしました。
nasneには少しだけ子ども向けの番組を残して容量を空け、どの部屋でも観れるようにしたい番組を優先して入れていくことにしました。
まぁ4Tありゃ何とかなるやろ・・・
無事に容量確保・運用開始
数日前からこの外付けHDDを運用し始めていますが、まだちょっと慣れていません。
今日はnasneとHDDで同じ番組を録画しようと思ったのですが、なぜか無線LAN対応テレビからの録画予約がうまくいかず、片方しかできない状態でした。
他の端末からいろいろやってみて何とか両方録画できたようでしたが、ここのところのうまいやり方を模索しているところです。
容量確保という喫緊の問題は無事解決できたので一安心です。
NASに関しては対応機種が揃っていれば便利に生かせたシステムだけに、とても残念です。
新しいテレビに変わった時などに使えるようであれば、是非導入してみたいと思います。
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